夕食に出された『ママが焦がしてしまった真っ黒いパン』失敗に気づいたときの父の行動・・・今でも深く心に刻まれている

お父さんは落ち着いた様子で、

『何を言っているんだ、ハニー。ちょうど僕の好きな焼き加減だよ。』

とニッコリ微笑んだのです。

その後、お父さんはお休みのキスをしに少年の部屋を訪れました。

その時少年はお父さんに疑問をぶつけたのです。

『パパは本当にあんなに焦げたトーストが好きなの?』

お父さんは少年をそっと抱きしめてこう言いました。

『いいかい?ママは今日とっても疲れているんだ。

こんな失敗毎日あるわけじゃないだろ?

たまにはパンが焦げる事だってあるさ。

それにね、少しぐらい焦げたパンを食べたって何も悪いことはないんだよ。

悪いのは、間違った時に間違った事を言ってしまうことだ。』

お父さんは更に少年をぎゅっと抱きしめてこう言いました。

『これからの人生、思い通りにいかないことが沢山出てくる。

人間は完璧な生き物じゃないんだ。

例えばパパはね、約束事を忘れてしまったり、結婚記念日を忘れてしまうことだってあるんだ。

でも、時間が経つにつれて人は周りの失敗や間違いを許せるようになってくるんだ。

その失敗さえも愛せるくらいにね!

これが2人の関係が長く幸せに続く秘訣なんだ。

人生は後悔に時間を費やすほど長くはないんだ。

ただ単純に、自分を大切にしてくれる人をしっかり愛せばいいんだよ。』

そのときお父さんが何を伝えようとしていたか、今ならよくわかると大人になった少年は言います。

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