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さかなクンが語ったメッセージ『イジメは魚の世界と似ている。』がとても心に響く
皆さんは、さかなクンをご存知でしょうか?
さかなクンは、『東京海洋大学客員准教授』『お魚らいふ・コーディネーター』としても活躍中で、テレビでの圧倒的な魚に関する知識がスゴイですよね。
少し前ですが、2006年の朝日新聞に掲載されて青梅市教育委員会のホームページでも紹介されていたメッセージ、いじめられっ子に向けて語った内容が、再び話題になっています。
ぜひご覧ください。
広い海へ出てみよう
中一のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。いばっていた先輩が3年になったとたん、無視されてたこともありました。突然のことで、わけわかりませんでした。
でも、さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。
せまい水槽に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃し始めたのです。けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。
すると、残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。
いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。
広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。
同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。
中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。
ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。でも、仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。
学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、その子はほっとした表情になっていました。
話を聞いてあげたり、励ましたりできなかったけど、誰かが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。
ぼくは、変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。
大切な友達ができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んだりしても楽しい思い出は残りません。
外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。
広い空の下、広い海へ出てみましょう。
引用元:青梅市教育委員会のホームページ
広い空の下、広い海へ出てみましょう
文章中の「広い空の下、広い海へ出てみましょう。」の言葉に彼の優しさがにじみ出ているようですね。
いかがでしたか?
イジメは子供時代の学校だけでなく大人になっても会社などの組織内でも起きます。
くじけそうな時、さかなクンの言葉を思い出して『新たな世界』に一歩を踏み出すのも手段の一つだと思います。
そして自分の周りに仲間外れになっている人が居たら、なにか言葉をかけてあげたり、一緒にいてあげるだけで何かが変わるかもしれません。
さかなクンの言葉がもっと世の中の人に知ってもらえると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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